最近ニュースにも出てくるランサムウェア。正規のサイトしか見ていないのに感染したり、届いたメール内のURLをクリックして感染したという事例があがっています。
問題はウィルスだけではありません。
近年はソフトウェアのセキュリティ上の欠陥(脆弱性)を突いて、不正アクセスされたりといった問題が上がっています。
ウェブカメラが何もしてないのに動いたので調べてみたら、乗っ取られていたという話もでてきます。
近年でている被害を見ると、
- ウィルスによる被害
- 不正アクセスによる被害
- ソフトウェアのセキュリティの問題を突いての被害
- インターネットの盗み見をされる被害
- ウェブサイトを閲覧することによる被害
- 偽サイトにアクセスした事による被害
- スパムメールやフィッシングメールによる被害
が多くなっています。
これらの被害を守るためには、ウィルスによる被害だけでなく、不正アクセスや安全なウェブサイトかどうかを判定する仕組みが必要なってきています。
つまり、ウィルスを退治する以外にも不正アクセスを阻止する仕組みや、ランサムウェア対策といった総合的なプロテクトが必要になってきているのです。
今回は、総合的なプロテクトを提供しているアバスト(avast)をご紹介します。
アバスト(Avast)とは?
アバストは、1991年にチェコ共和国に設立されたアバストソフトウェアが提供するアンチウィルスソフトです。
アバストソフトウェアは、2016年に同業者のAVG Technologiesを、2017年にハードディスク内部の不要なファイルやレジストリーを削除するためのツールCCleanerを開発したPiriform社を買収しています。
日本ではあまり知られていませんが、アバスト(avast)は、4億人以上に使われていて、世界で一番使われているアンチウィルスソフトです。
アバストのサイトこちらから
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セキュリティ機能について
アバストのセキュリティ機能は大きく分けて
- プロテクション
- プライバシー
の二つがあります。
プロテクション
プロテクションの主な機能は、
- ウィルスの検知
- ウィルスチェスト(危険の可能性があるファイルを保存し、OSの他の部分に分離できる安全な場所。ここにあるファイルは、ウィルスを含む他のソフトウェアからアクセスまたは実行できない仕組み)
- Wi-Fiの検査(ネットワークの問題を検査)
- ソフトウェアアップデーター(バージョンの古いソフトウェアのチェック、更新)
があります。
なお、ソフトウェアアップデーターによるソフトウェアの自動更新は、有料版のみの機能です。
さらに、有料版では、
- ランサムウェアシールズ(ランサムウェアからフォルダーを保護)
- ファイアウォール(パソコンの不正侵入防止)
- リアルサイト(偽ウェブサイトを回避して安全にショッピング)
- サンドボックス(ファイルを仮想領域でテスト)
- 迷惑メールやフィッシングメールをブロック
といった機能もあります。
アバストが優れているところは、主要なソフトウェアが最新版かどうかまで調べることができる点。
通常、ソフトウェアはそのソフトウェアが起動したときに最新版かどうかをチェックします。しかし、インストールしたモノの長い間使わないでその存在を忘れてしまっている可能性もあります。
例えばブラウザとして、ChromeとFirefoxをインストールしていて、普段はChromeしか使っていないと、Firefoxの存在を忘れがち・・・。そんなときにソフトウェアアップデーターを動かすと、Firefoxが最新版でないことを発見してくれます。
さらに、最近のウィルス感染や不正アクセス(パスワード等流出)の経路として、フィッシングメールのリンクをクリックして、そこに個人情報やパスワード等を入力してしまったという例があります。
本物と見分けがつきにくいぐらい精巧なフィッシングメールが出回っていますので、フィッシングメールをブロックする機能の手助けによって、危険なメールを防ぐことができるのは助かりますよね。
注:リンクをクリックするときは、アドレスを確認して、いつもアクセスしているサイトのアドレスと同じであるかどうかを確認してからクリックしてくださいね。
プライバシー
- パスワード(パスワード管理機能)
があります。
最近はパスワードはサイトごとに違うものを推奨されたり、記号や数字を含めたものにしなくてはいけないというルールを作っているところもありますので、覚えるのが大変。
こういう管理をしてくれるソフトウェアがあるだけで、断然違います。
さらに
- セキュアラインVPN(ユーザーの行動を完全に暗号化。ユーザーの実際の所在地を隠すことができる。)
- ウェブカメラ シールド(ウェブカメラでのスパイ行為をブロック)
- 機密データ シールド(機密データの保護)
- データ抹消(ファイルを安全に抹消)
の機能があります。
特に最近は、PCにウェブカメラがついていることがありますので、知らぬ前にのぞき見されていたら・・・ですね。
パフォーマンス
- クリーンアップ
- ゲームモード(ゲーム中の通知OFFやWindowsアップデート停止)
クリーンアップは、壊れたレジストリ項目、システムの不要データ、PCヘルスの問題、不要なプログラム、PCの動作速度を低下させているプログラムをスキャンします。
ただし、無料版はスキャンのみで、これらは有料版で解消できるようになっています。
ソフトウェアがたくさん入っていると、パソコンの動作が遅くなりがちです。そのソフトウェアが起動を遅くしているのかがわかるだけでも、そのソフトウェアが本当に必要かどうかの判断の手助けになります。
さらにレジストリーは下手にいじるとパソコンが起動しない原因になりますので、こういったソフトで調べるだけでも違いますね。
評価
アバストは日本での知名度は低いのですが、ウィルスから身を守るだけでなく、ランサムウェア対策、偽サイトを回避して安全にショッピングする機能やスパムメールやフィッシングメールをブロックする機能など、不正アクセスや個人情報流出を少しでも減らせるよう、総合的に守るというコンセプトがあります。
脆弱性をもつソフトウェアがあると、そこから不正アクセスされる原因にもなります。しかし、最新版を保つためには、PCを使っている人が自らチェックしなければいけない問題点がありました。
今後のアンチウィルスソフトは、こういった総合的なプロテクトが求められます。
アバストは、こういう総合的なプロテクトをソフトウェアに実装していますので、導入するには非常にいいアンチウィルスソフトだと考えます。
アバストのアンチウィルスソフトは、主要なソフトウェアのバージョンをチェックしてくれます。さらに有料版であれば、自動でアップデートしてくれるというパソコンの管理を軽減してくれる仕組みまで導入されています。
この機能があるだけでも、アバストをおすすめいたします。
さらに、PCのパフォーマンスを改善するためのソフトウェアも導入されており、一つのソフトウェアでパソコンを総合的に管理できるような仕組みにまで進化してます。
無料版でもある程度の機能はありますが、アバストの力を最大限に引き出すためには、有料版をおすすめいたします。
アバストのアンチウィルスソフトが気になる方は、以下のリンクから確認してくださいね。
アバストのサイトこちらから
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